こんにちは、私はリゾートホテルで働いています。お客様を受け入れる時、せっかくの旅行なのに予約サイトの選び方や使い方で「もっとこうしたら良いのに・・・」と思うことがあります。普段は予約を受け付ける側から見た予約のポイントについてお伝えします。
この記事では予約サイトに用意されているメッセージ欄の活用方法がわかります。
初めて予約手続きをする方にはどんな事を書いていいか全くわかりません。
この記事を読んで予約の際にメッセージ欄の記入の参考にしてください。
フロア・階数の希望
ホテルの客室では高い階数(高層階)の方が人気で価格も高く設定されています。
ホテルによっては「クラブフロア」や「エグゼクティブフロア」と言われるあらかじめ高単価で設定されている客室があります。
高層フロアと一般フロアで予約する時に別々の部屋で設定されていてインターネットで一般フロアで予約したのに「高層階希望」とか「できるだけ高いフロアにしてください」とメッセージ欄に希望を書いてある場合があります。こういう時予約を受ける側としては「予約する部屋変えたら高層階になるのに」と思っています。
どうしても高層階に泊まりたいなら予算を上げて高層階を指定した予約をしてください。
一般フロアの中で少しでも高いフロアになればという気持ちはわかりますが、予約のタイミングや空室の状況、人数など様々な要素で部屋割りは決まりますので、メッセージを書いたのに高層階にならなかったとモヤモヤしてしまうなら最初から高層階を予約するのをお勧めします。
隣同士・エレベーター近くの部屋を希望
友達同士やファミリーで複数の部屋を予約する場合、ほとんどの方が希望される内容です。
中にはあえて部屋を離してとか違うフロアでと希望される場合がありますが、比較的希望通りに受け付けてもらえるかと思います。私の勤めているホテルではだいたい希望をかなえています。メッセージを書いていなくてもグループとわかっている場合は可能な限り近くの部屋にしてくれるはずです。
ただし予約部屋タイプが違っていて部屋の配置、建物の構造上どうしてもかなわない場合があります。複数部屋で部屋タイプが異なる予約する際は近くの部屋になるのを優先するのか、それとも部屋タイプを優先するのかを考えて予約してください。
複数部屋を予約する時に、予約サイトで2回にわけて予約することがあります。
宿泊者氏名または予約者氏名を同じにすれば受付の際にグループと判断ができます。違う名前で予約した場合はメッセージに「同じ日の〇〇〇〇と同じグループです。近くの部屋の用意をお願いします」と必ず入力して予約してください。
偏食(苦手食材)・アレルギーの希望
苦手な食材やアレルギー食材がある場合は、あらかじめメッセージを入力してください。
到着してからフロントで伝えても対応できないと断られる場合もあります。
特にアレルギー食材は生命の危険が及ぶ可能性があります。
宿泊施設によっても対応が異なります。予約サイトの施設概要や公式ホームペーじの「よくある問い合わせ」ページなどに記載している内容をよく確認してください。
アレルギー食材の対応でご自分・お連れ様の希望が叶わない時は宿泊施設の変更を検討した方が良いでしょう。
ホテル側から確認の連絡がくる時があります。ご自身では大丈夫と思っていても宿泊施設は安全を確保しながらできる限りお客様に喜んでもらうために確認が必要です。面倒がらずに離しておくと宿泊当日により快適に過ごすことができます。
お祝い・サプライズの希望
誕生日のお祝い、還暦などの長寿のお祝いそのほかの記念日やさまざまなお祝いをホテルで過ごすお客様は多くいらっしゃいます。ホテルのスタッフはせっかく記念日に選んでもらったのでできる限り喜んでほしいと思っています。記念日の宿泊で対応がうまくできなかった時ホテルスタッフもとてもショックが大きいです。
ケーキや花束、プレゼントのほかプロポーズの希望がある場合は遠慮なくメッセージを入れてください。
お祝いしたい時はどんなお祝いをしたいのかご自身でもイメージしてください。
「お祝いなんですけど何があります?」といって予算も無しでテレビで見たイメージのように部屋に飾り付けをしてスタッフ全員がバースデーソングを歌ってダンスしてくれる事を期待したりホテルに丸投げしても難しいです。
ケーキや花束を用意するにも費用がかかります。こんなサプライズしたいですけど可能ですか?という相談はしてみてください。できる事、できない事を確認して工夫していくときっと良いサプライズができるはずです。
ホテルスタッフに頼る部分が決まったら、ご自身で準備に時間を使ったり、手配したりする事がサプライズ成功のポイントです。内容を入力してください。
その他の質問
わからないことはどんどん質問メッセージを記入して良いです。
質問を記入する前に施設の紹介ページやよくある質問に内容が記載されていないか確認してみてください。メッセージを送ってもすぐに返信がくるとは限りません。
施設の紹介ページに記載があればすぐに答えがわかってスッキリして予約でいます。
質問の答えが複雑になるような場合はメールではなく宿泊施設から電話がくることがあります。しらない電話番号からかかってきた時は宿泊施設の場合があります。折り返し電話などして内容を確認してください。
まとめ
メッセージ欄をうまく使ってホテルのスタッフと上手にやりとりして事前に確認して不安を少なくしておきましょう。初めての宿泊施設はもちろん、リピートしている施設でも遠慮せずにメッセージを送ってください。不安な事なくして希望を上手に伝えるのが宿泊当日により快適にすごすコツです。
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